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第168号 社長の経営教室⑫

社長の経営教室⑫

税務調査

社長 税務署や国税局の税務調査はいつから始まるのですか。

小島 会社に事業年度があるように国税関係の役所にも事務年度が定められています。それは、7月1日から始まって6月30日に終わります。人事異動も原則としてこの事務年度に合わせて行われ、今年は7月10日に発令されるようです。

社長 では、始まったばかりですね。移動したばかりなら。税務調査もすぐには始まらないのでしょうね。

小島 はい。以前は8月ごろから始まっていました。お盆休みなどがあり、本格的に開始するのは9月でしたが、現在はずいぶん早くから着手しています。

社長 それはなぜなのですか。

小島 国税関係にもコンピュータの導入が進み、電子納税が普及したことなどもあり、内部事務が減ったために移動後すぐに調査を始めるケースが多くなりました。最近では6月中に日程の調整を行い、7月中ごろから調査に着手することもあります。

社長 わかりました。当社はいつ調査されても大丈夫だと思うのですが、やはり税務調査というのは気持ちのいいものではありませんね。ところで、優良申告法人になると調査が少なくなると聞いたのですが、わが社もなれるのでしょうか。

小島 国税局では、他の納税者の模範としてふさわしいと認められる法人を優良申告法人として表敬するという制度があります。具体的には過去三年間の所得金額が有所得法人の平均以上(業種によって異なりますが、昨年度の場合平均で二千七百五十万円)であり、実地調査を行った結果法人税や消費税の申告漏れ割合が一定以下であること、使途不明金がないことなどの要件が必要です。また、経理処理が適切に処理される体制が構築されていることも確認されます。これらがすべてクリアーされると表敬されることになっています。

 つまり、税金を毎年多額におさめていて、申告漏れがほとんどないまじめな法人ということです。

社長 では、わが社も可能性があるということでしょうか。

小島 大いにあると思います。東京国税局では、毎年二百六十法人程度しか表敬されていないということですが、御社は毎年多額に納税していますし、多額の申告漏れもありませんでしたから十分可能性はあるでしょう。

社長 では、優良申告法人になるとどんないいことがあるのでしょうか。


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今号のコンテンツは下記の通りです。ぜひご一読ください。

【中小企業経営シリーズ】社長の経営教室⑫

【税務記事1】遺言書保管制度

【税務記事2】通常の納税猶予と特例

【コラム|日々好天】警鐘

【コラム|誠実明朗】連鎖と対応

【お知らせ】源泉所得税の納付日

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