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第169号 社長の経営教室⑬

製品の価額の決め方

社長 今更の質問でお恥ずかしいのですが、わが社は多数の製品を製造しておりますが、その製品の価格はどのように決めるべきなのでしょうか。
いままでは、その製品の原価に一定率をかけるやり方の場合と、お客様が決めた価格で受け入れる場合とがります。

 

小島 製品価額の決め方に、ルールは特にありません。原価に一定割合をかけるやり方もありますが、他社との競合があり、他社と著しく異なる価格はつけづらいでしょうから、横並びで決めていることもあります。下請け仕事のようにお客様企業から一方的に販売単価を決められることもあるでしょう。
御社は製造業ですが、仕入商品を販売している会社、サービス業の場合でも同様です。
ただし、御社として製品一個あたりどのくらいの利益を得なければならないかという数字は算定可能です。

 

社長 それはどのように算定するのでしょうか。

 

小島 御社は製品ごとの原価計算は算出されておられますよね。

 

社長 正式な標準原価計算とは言えないにしても一応計算しています。

 

小島 その原価計算で算出された一個当たりの原価に月次販売予定数量を掛けたものが製造原価になります。
損益計算書を思い浮かべていただいて、売上高に対して製造原価と販売費一般管理費は何%になっているかお分かりですか。

 

社長 昨年度ですと約七七%と二〇%です。

 

小島 では一個当たりの原価が七七%になるように販売価格を決めると昨年と同様の経営成績になりますね。

社長 今期は売上高経常利益率をぜひ五%にしたいと思っています。

 

小島 では販売費一般管理費の率を変えないとすれば原価率を七五%にすべきことになります。
ただし、競合会社もあり、お客様が価格を指定することもあるでしょう。場合によっては不良品を発生してしまうこともあるかもしれません。したがって、このようにして価格を決められる製品はもう少し利益率を取った方がいいでしょう。

 

社長 よくわかりました。
正式な標準原価計算もぜひ取り入れたいと思っていますが、難しいのでしょうか。

 

 


 

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今号のコンテンツは下記の通りです。ぜひご一読ください。

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【コラム|日々好天】アジアンダム

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